裏金の返還額、17億円が妥当・・・

岐阜県庁の裏金問題で、県の内部調査結果を検証してきた第三者機関は、検証結果をまとめ、裏金の返還額として92〜03年度の12年間分の約17億円が妥当と提言。うち既に返還された分などを除くと約14億4000万円となる。一方、前知事については「組合への集約を知らなかったと思われる」と判断。しかし当時の副知事(現参院議員=比例代表)が裏金問題を知事が率先して調査しない方がいいと進言した際にこれを了承したとして、「重大な責任がある」と指摘。また提言では、刑事告発について、私的流用が特に疑われる場合に業務上横領罪での告発が検討されるべきだとして、数人を刑事告発すべきだと結論づけた。県の内部調査では、裏金作りは94年度まで組織的に行われたとされたが、検討委は95年度以降の裏金作りについても調査した結果、03年度まで裏金作りが行われていたと結論づけた。内訳は95年度に約2億437万円、96年度に6940万円、97年度に1277万円。その後は1000万円以下だった。結果、裏金の返還額は12年間の16億9722万円が妥当と判断。これを、OBと現役職員が6対4の割合で返還するのが適当とした。
また裏金の組合口座への集約は、県の内部調査結果通り、元副知事(現参院議員=比例代表)の指示で始まったと指摘。
私的流用云々とあるが、裏金作り自体が横領であり、県職員のトップから末端までを対象に退職者を含めて裏金作りが行われたときからの全員を刑事告発してはと思うのだが・・・。 これも岐阜県だけの問題かな??? ほんとに嫌な世界ですね、公務員の世界って。