酒飲んでなぜハンドルを・・・

飲酒運転への風当たりは強くなってきたのに、飲酒運転による交通事故が止まらない、なぜ飲んでハンドルを握ってしまうのか……。
「基本的に飲酒の上で起こることに、日本社会は比較的甘い。運転者だけでなく、同乗する人や飲酒運転を勧める人の意識改革を徹底的にやる」と警察庁の長官は指摘し、飲酒運転対策について強い決意を。昨年9月、東京や神奈川、新潟で飲酒事故・運転で行政処分を受けた200人以上にアンケートや面接調査で飲酒運転の理由を尋ねた結果によると、「酔っていないと思った」が最も多く、「飲酒量が少ない」「飲酒から時間がたった」などが続、「自分は酒が強い」と思っている人が「弱い」の3倍以上おり、「自分は大丈夫」という過信が目立つ。常習者が多いのも飲酒運転の特徴で。6割以上が「過去に飲酒運転の経験がある」と答えている。飲酒運転者は、飲酒で気が大きくなっているのに加え「自分だけは捕まらないし、事故も起こさない」と思っており、常習者に至っては、その危険性や悪質性を十分理解している人が少なくないという。また「日本では親や親せきが酔った勢いで子供に酒を勧めることも少なくない。飲酒への寛容さを家庭から変えていくことが、飲酒運転防止につながる」とも。
岡山県警はパジャマで出勤の巡査部長を飲酒運転で警察署に出勤したとして、同日付で懲戒免職にし、道路交通法違反(酒酔い運転)容疑で岡山地検書類送検。   巡査部長は定年退職間近だったが、退職金は支給されない。当然ながら本人・家族は「酒の上でのちょっとしたミスさ」では済まされないであろう。。。