またまた金融機関で横領

某銀行の元行員が、巨額の顧客預金を着服していた疑い、なんと被害総額約13億円に。金融機関を舞台にした個人の横領などの被害額としては、昨年11年の某銀行の元派遣社員による約11億円を上回り過去最高らしい。いずれも天下に名を轟かす大手銀行。元行員は平成11年〜16年の約五年間に、得意客の普通預金を定期預金に振り替えたように偽装すること80数回で約13億円を着服していた疑い。信用していた顧客も顧客で、信用されていた行員も成功に安心して額を膨らませていたのでは・・・
昨年11月の事件といい、金融期間の内部体制のチェックの甘さには驚く(私も勤めていましたが)。監督庁は改善報告を求めて一件落着と思っているのか、つぎつぎとこのような事件が発覚しているのをどうお考えなのかな。預金者にはサービスをといっておきながらこのような事件が起こるなんてトップは何を考えているのかな。これだけ重大な事件を起こした某銀行から預金者は減るのだろうか、否、過去の例からは減るなんてことない。だからこそトップは徹底的なダメージと思っておらず内部体制の甘さが続くのだろう。人のフリみて我がフリ直さずはダメですぞ。性善説も大切だが性悪説も必要かも・・・