エー イチジクからワインが・・・

博多の某メーカーではキウイ、ミカンなどの県産果実を使ってワインを生み出してきたが、福岡のブランドイチゴ「あまおう」を使ったワインが大ヒットし、その名は皇室まで届くほど。「昨年秋、九州国立歴史博物館(太宰府市)の開館で来福された皇太子様が、再びお買い求めになられました」と語る。平成15年の福岡国体で来県した折に同社のワインを買って以来のリピーターとなられたらしい。新発売のイチジクワインはというと、白ワインに似ており、サラダやハム、魚料理にはぴったりとのこと。口に含むとふわっとイチジクの香りがひろがり、女性も飲みやすいようにと、アルコール分を7%に抑え、糖度を高くしているそうだが、甘ったるくない。キーンと冷やしていただくと最高らしい。そして炭酸で割って飲むのがおすすめだそうだ。イチジクは完熟すると実の先端が割れ、出荷することはできないし、完熟期はお盆過ぎに集中するので、農家は収穫が間に合わず、イチジクの先端が割れてしまう。先割れは過去イチジクはジャムとして利用していたが、最近ではジャム全体の需要が低下し、完熟イチジクは品質の高さとは裏腹に、日の目を見ることなく廃棄されることもあったというが、これからは我々を楽しませてくれるブランドだ。
ワイン通のアナタ、一度お召し上がりあれ・・・