某大手銀行員が詐欺団に名簿(顧客情報)横流し・・・

某大手銀行員が約1200件の顧客情報をクレジットカード詐欺グループに横流ししていた疑いが強まり、業務上横領容疑で逮捕。顧客情報が悪用されたおそれもあり、容疑者とグループの関係を追及。容疑者は、同行某支店の「お客さまサービス2課長」として勤務していた昨年2〜3月、同行のホストコンピューターに記録されている取引先の法人情報638社分と個人情報630人分を、支店の端末を使ってアウトプットし、組織犯罪処罰法違反などの罪で起訴中の某に渡した疑いで容疑を認めている。顧客情報は、住所、職業、口座番号などが含まれているという。昨年6月、偽造クレジットカードを使ってパソコンなど大量の電化製品をだまし取ったうえ、転売して数億円の利益を得ていた会社員や暴力団関係者、中国人らの詐欺グループを組織犯罪処罰法違反などの容疑で一斉に逮捕したが、グループ関係先の家宅捜索で、某銀行の顧客情報に関する資料が大量に押収され、流出ルートを追跡したところ、某銀行員が浮上。某銀行広報は「極めて遺憾であり、お客様や関係者の方々におわびします」とのコメントを出しているがおわびだけで済まされるのかな。金融機関の不祥事が相次ぐなか、金融機関トップの危機管理意識にはどうも納得できない。性善説より部下行員を信じるのも結構だが、危機管理を意識しているのならなぜにもう一歩踏み込んだガードをしていなかったのか?不祥事が起こってからでは遅いです。トップとしての危機管理不足を言われても答弁できるのかな・・・