ご存知ですか・・・

   「落花流水(らっかりゅうすい)」
散り落ちた花には流水に身を任せて流れたい気持ちがあり、逆に流水には落花を浮かべて流れたい気持ちがある・・・男女の間にお互いを慕う気持ちが通じ合っている状態のたとえです。 簡単に言えば「ご両人は両思いですよー♪」
また、「落花情あれども流水意なし」という言葉は、散る花は流水に従いたいのだけど、流水はそれを無視して流れていく・・・あぁ届かないかな、この思い・・それは、はかなく散り落ちる「片思い」。「落花」には一瞬の美しい情景を思い浮べさせる、そんな不思議な力強さがあるように思えます。「落花情あれども流水意なし」は、唐の詩人「白居易(白楽天)772〜846」の「落花不語空辞樹 流水無心自入池」という詩から生まれた言葉とのこと。約1200年も昔に詠まれた言葉が、現在でも人に感動を与え続けているのですから、現代の言葉だって同じようにいまから1200年後、つまり西暦3200年ごろに生活してる未来人にもきっと伝わると思うのですが・・・
日本全国、雨 雨の今日、見事に咲いていた桜が雨に打たれ、風に吹かれ舞い散るのを見られたのではありませんか、ひょっとすれば「落花流水」「落花情あれども流水意なし」の風情も・・・